自分の身体はマンションで脳は最上階に住むオーナーであり管理人という考え方。

考えていること

「腸は第二の脳」と言われることがありますが進化の面では脳よりも腸が最初にできた臓器。自分の身体は脳だけではコントロールできないし、機能もしない。自分の身体は自分だけの身体なのか?自分だけの身体だと思わなくなったときから体質改善は始まるのかもしれません。
腸の中にいる腸内細菌と共存して生きているのです。また望まないものに住みつかれているのです。
自分がオーナーとして住んでいるマンションは「身体」、多くの住人がいる中 マンションの管理もしなくてはいけませんし自分も健やかに暮らしたいと思っています。
オーナーとして、荒くれ者の住人、部屋や共用スペースを汚す住人、迷惑をかける住人と、穏やかに暮らし、清掃をも自ら行ってくれるありがたい住人のどちらに快適に住んでもらいたいですか?そういった考え方です。

自分の身体は俯瞰で見る

自分の健康を考えていろいろ調べて試していくと、自分の身体なのにコントロールできていないことに驚かされます。
もちろん、ダイエットしたいからと考えたところで思うように結果は出せないのですが。
いつの頃か私は自分の身体を俯瞰で見るようになりました。

腸の中に善玉菌や悪玉菌、日和見菌などの腸内細菌が存在していてなんらかの機能を持っていることはよく知られていることだと思います。

腸内細菌は自分の意思で増やしたり減らしたりできるものではありませんが 食生活や習慣を整えると良い働きをする善玉菌が増え、悪さをする悪玉菌が少ない状態をキープできます。
さらに善玉菌という腸内細菌がいるわけではなく 働きによって分けているんですね。その種類も多様で腸内細菌の種類、バランスでその人の体調や体格、性格まで影響してくるんです。

善玉菌が多ければ多いほど良いのではないかと思いがちですが健康な腸内のバランスは善玉菌が20%、悪玉菌が10%、残りが条件によって良くも悪くも働きを変える日和見菌で70%なのだそうです。
体調が整っていれば日和見菌も良い働きをしますが 健康でない時、免疫が下がっているときは悪さをする菌になってしまいます。優勢の側に味方をするようです。
善玉菌、悪玉菌の数が大きく変化しないので一番多く働きを変えてくる日和見菌がキーとなるようですね。
社会の縮図のようです。
日和見菌の中には重要な働きをする菌もいるようですがまだわかっていないことも多いらしいです。ただし、解明されていなくても食生活、習慣で好感触を得られることは積極的に取り入れたいですね。

もう ピンときていると思いますが自分の身体に存在している腸内細菌はこの身体の住人です。
自分の身体である「マンション」に約100兆個も存在すると言われている腸内細菌が住んでいるのです。

快適に日々を過ごそうとするならば、良い住人に恵まれることは必須なのです。
自分がこの身体のオーナーであるにも関わらず 自分だけが好き勝手な振る舞いをしても健やかな暮らしは望めないのです。

腸内細菌という住人、特に善玉菌が過ごしやすいように、身体というマンションをうまく管理していく必要があるんですね。

善玉菌は身体を快適にするためにせっせと働いてくれますし、環境がよければ70%も占めている日和見菌も悪さをしません。ほんの少しいる悪玉菌も致命的な動きはせずおとなしくしているでしょう。

もしも喫煙や暴飲暴食などの行為をすれば 刹那的に欲望は満たされるかもしれませんが身体の中では悪玉菌が多くなり 勢力図も書き換わってしまいます。

そうなったらこの身体、このマンションは立ち行かなくなってしまうのです。

善玉菌がのびのび暮らし、大多数の日和見菌も良い振る舞いをする身体作り、マンションづくりが 結果、オーナーである自分を幸せにしてくれるのです!
こんな風に脳で考えている自分と身体を分けて意識するようになったのです。

退去者であるベン/便の内訳

ベン/便の内訳を知ってますか?
7〜8割ある水分を除いた残りの2〜3割のうち、なんと1/3が食べ物のカス、1/3が腸内細菌とその死骸、1/3が腸からはがれ落ちた細胞なのだそうです。
個人差があるのと数が大きいのでざっくりとした数字にしますが腸内細菌とその死骸で1兆個から10兆個ぐらいは身体から出て行くわけなんですね。
身体マンションから退去していく者がこんなに多いんです。
腸からはがれ落ちた細胞も1/3ということに驚きますが 私は毎日ベン/便を観察していますので非常に納得がいきます。破片のようなものがたくさん出ているんですよ。

ベン/便の日記については別の記事でまとめたいと思います。

「善玉菌育成ゲーム」はどうでしょうか。

もし技術が進んで未来にあったらいいなーと思うものは 「善玉菌育成ゲーム」です。

ゲームと言ったのはわかりやすさからなのですが 腸内の善玉菌や悪玉菌などをリアルにモニターし、自分が食べたものや行動によって増えたり、減ったりする様子を観察するのです。

食物繊維を摂ると善玉菌から「サンキュー」が届けられます。喫煙や偏った食生活だと善玉菌の苦しそうな顔と悪玉菌が増えて暴走する様子が報告されます、、、そんなゲームです。
一気に良い習慣が身につきそうなので。

こんなことを考えているので善玉菌にエサをあげるのに野菜を多く食べないと、などと発想してしまいます。

招かざる住人である寄生虫

さらに私たちはこのマンションに住人とも言えない、勝手に住みついて悪さをするパラサイト、寄生虫の存在を無視してはいけません。
いつの間にか住みついて迷惑行為をします。さらに存在をアピールし乗っ取りを仕掛けてきます。
メンタルダウンの大きな要因なのではないかと考えています。

「身体の中に寄生虫?」と考えたこともなかった人はたくさんいるでしょう。
それどころかそんな事実には向き合いたくないでしょうね。
でもいると思います。いない人の方が珍しいと考えています。
この件はもっと詳しく別のページで書くことにします。

体調を整えること、メンタルを整えることに「寄生虫」問題は避けて通れないのでは?と感じています。

困っている人だけに届けば良いと思っています。
本当はどんな人にも届いて欲しいのですが、これらの住人は手強い相手なので容易に行かないんですよね。

でも 苦労した甲斐があると思いますのでよろしければチャレンジして欲しいです。
詳細は別の記事で書きます。

「自分」とした時、考えを巡らせている自分、入れ物としての身体、その中で共生したり住みついているものたちをそれぞれ分けて「自分」と意識することから始まる気がしています。

私自身、健康に良いとされる食べ物やサプリを闇雲に取り入れてきましたが思うように結果が出ませんでした。

いろいろと試していく中で腸内を整えていくこと、不要なものを身体から追い出すことに焦点を当てると面白いように反応が返ってきたのです。

その取り組み方が自分の身体であるマンションに良い働きをしてくれる住人の善玉菌を住まわせて、全く厄介者の寄生虫には出て行ってもらい、悪玉菌は増やさない、悪さをさせないようにすることなんです。

これから様々な面からアプローチして書いていく内容もこの視点で読んでくださいね。

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