リーキーガットに立ち向かう食事法。3日+6週間、何を食べて良い?悪い?

tomato リーキガット

「私は好きなものを食べて楽しく暮らせています」そのような羨ましい方はトライしなくて大丈夫。
本当に不調が辛い、もしかしたら生きているのも辛い、頭にモヤがかかったような気持ちの悪さがまとわりつく、ネガティブな感情に支配されている、そんな元気が出ない、本気の人にしかこんな食事は6週間も続けられない・・・気がします。私が出会った本「食のパラドックス」をベースに食事法をまとめました。
リーキーガットに注目した食事法を7週間、さらに緩やかに6年試して体感したこと、身体の変化、心の変化、食事の工夫など。

食事を見直す前に書いておきたいこと

食べるものを制限したり、減らすことを考える時に考えてしまうことがあります。

例えば野菜や小麦について。当然生産者である農家の方がいらっしゃいます。大事に育てた農作物について、「避けた方が良いものリスト」に入っていたらとても悲しい思いをされると思います。
コピー&ペーストやバックアップなどのような一瞬で複製ができる便利なパソコンライフと違い、農家の方は日光や雨、風、虫の害など自然を相手に作物と向き合い、愛情をかけて作っていると思います。
パソコン作業に慣れてしまうと忘れがちです。「ゴミ箱を空にする」を一瞬で行うような簡単なことは一つもないと。

また、小麦やトウモロコシが飢餓問題に貢献したこと。添加物の存在で消費期限を延ばせたり、常温での輸送のより遠隔地へ届けることができたことなども必要な役割だったと思います。

私が書籍などで得た情報、自分が試して効果があったと感じた情報について書きますが、0か100ではないと言うこと、何かを絶やそうと働きかけているものではないという事をご理解いただきたいです。

多くの人にとって有益であろう食材を求める人が増えて、生産者の方が少し面倒な手間をかけたり、安心なエサで酪農を営んだりすることでもそれぞれが搾取されないバランスが取れる世の中になることを望んでいます。(でも贅沢が許されている、恵まれた希望でもありますね。)

元気がある人、体が丈夫な方は少々悪さをする成分を食べたとしてもそこまでの害はないでしょう。悪い成分以外の栄養分の恩恵を受けられるはずです。今体調が悪い方も回復していけば少しは食べることができます。
食物は1つの成分でできているわけではないので摂取した方が良い栄養分がたくさんあることも十分わかっています。
身体が弱っている人にとっては9割有効成分だとしても、残りの悪い成分に強く影響されてしまうと考えてください。書籍にもありますし、私の体感です。
ここでお伝えすることは とにかく私がこれまで苦しんできたような辛い思いをしている方、元気が出ない人に向けての情報です。
食べ物、ましてや農家の方々を攻撃する気持ちはありません。生産者の方への敬意は忘れずにまとめております。

もう一点書き添えることがあります。
ひとりとして同じ人間がいないのと同じで、私がうまくいったことが全ての人に通用するわけではないこと。体質なり、腸内細菌の内容なりが違いわけですから当然です。
どうぞ根気強く自分の身体と向き合って整えていってください。
まずは食べ物です。食べない方が良い食材、ぜひ多めに取ってほしい食材を試してくださいね。とにかくこれが基本です。

さらに良いと思われることも書きます。例えば「こういったサプリメントが良かった」といったことも書く予定です。
もしサプリを薦めたいだけではないか?と疑問を持ったならばサプリは買わなければ良いと思います。私が参考にした書籍の方々も自分のショップを持っていらっしゃいます。サプリを売りたくて本を書いたのでしょうか?きっと体調を良くする情報を得て、こんなサプリが効果があるのではと開発したり、取り扱ったのだと思います。私だって諸々の条件が整ったならば効果がありそうなサプリを開発したり、辛い思いをしている人のために広めたいくらいです。書籍、著者の方々への感想は色々あると思いますが私はとても参考になりました。
サプリも自分が良いと感じたものをいろいろなショップで購入しています。紹介するサプリなども、不信感があれば参考にする必要はないですから。
また書籍についてはオススメしています。お伝えしたいことがたくさん書いてありますが引用の範囲を超えて書くことはできませんから。

基本は「食べない方が良いものを体に入れない」。これだけならお金はさほどかかりません。
あった方が良いキッチンツールや家電についても触れますがこの食事を本腰を入れて取り組むならばオススメのものです。少々お金をかけてください。
地道に毎日の食事を見直してトライ&エラーを続けてみてくださいね。魔法のような特効薬があるわけではなく、日々の地道な食生活が身体を変えるのです。
できれば私が味わったような食生活でメンタルも変わる感動を味わって欲しいです!

参考にした書籍「食のパラドックス」6週間で体がよみがえる食事法

この医学博士 スティーブン・R・ガンドリーさんの著書「食のパラドックス」2018年初版の本です。
目からウロコだらけの内容です。リーキーガットと書かれていないので内容が想像しにくかったのですが、食べ物と腸のことについて多くのことが書かれています。
特に「レクチン」のことが詳しく書かれています。

毛虫が自分をこれ以上食べないようにレクチン濃度を上げる、植物の攻撃力

植物について、驚くべき事実が書いてありました。レクチンを紹介する意味で書かれていたことです。
ゲノム解析された初めての植物、シロイヌナズナについてです。
この植物が自分を食べようとしている毛虫などを認識しているかどうかという点です。植物が捕食される事を自覚しているかを調べる実験が行われました。毛虫が葉の上をはっているときの振動を再現したそうです。すると弱毒性のからし油の生成量を増やして食べられないよう葉へと送り込んだそうです。比較として風などに似せた振動にはこのような反応はないそうです。
虫が葉を一方から食べ始めると、それ以上食べられないようにと葉の反対側ではすぐにレクチン濃度が倍増するのだそうです。動きが活発ではない植物がこのように瞬時に毒を用意して自分を守ろうとしている事に驚きました。
食物が自分を守るために用意している有害物質に私たちは傷つけられるのです。

レクチンを含むエサを食べた牛、豚や魚などにも引き継がれてしまう事実

この本の説明によると「レクチン」は例外はあるものの 大きなタンパク質の総称で動植物の体内に見られます。炭水化物、特に多糖類と呼ばれる糖分子を狙って結合します。粘着質なタンパク質で結合性のため、細胞間の連絡を阻害したり、炎症などの有害な反応も引き起こします。
この後にもまとめますが豆類、小麦などの穀物に多く含まれるのですが、なんとレクチンたっぷりの豆やトウモロコシを食べた牛の乳や肉にも移るそうです。鶏肉やその卵、養殖魚についても同じです。


本当に私たちは何を食べたら良いのでしょう?
栄養成分でタンパク質、炭水化物、脂質などでは判断できない情報も必要になってきます。
これは完全に行うことは難しいです、というか無理です。
でも理解をしておけば判断材料になりますね。そして「ナスを食べていないのに良くなりません!なぜ?」「糖質を少なくして卵や牛肉をたくさんとったのに効果がありません!なぜ?」と言った疑問へのヒントがあるように思えます。
自分たちが食べているお肉や魚がどんなエサで育てられたかまで影響するので複雑です。
何を食べて育ったのか、食べたものが明日の自分を作ると言われますが、人間だけでなく、牛や豚などもそうなのです。
そのお肉をいただく以上、重要な点ですね。

メディアで伝えられるようなわかりやすく簡単な方法ではなかなか効果を感じにくいのだと思います。

少なくとも最初はできるだけ忠実に行い、体調の変化を観察することをオススメしますよ。結構我慢したのに何も変わらないのはつまらないですものね。

食べてはいけない食品例【レクチンたっぷりの毒】

「食のパラドックス」書籍はAmazonで試し読みができるのですが、こちらの内容も見ることができるページですので引用させていただきます。

玄米、パン、パスタ、蕎麦、シリアル、ジャガイモ、砂糖、豆類全般(もやしのようなスプラウトもダメ)、豆腐、枝豆、ピーナツ、カシューナッツ(ナッツではない)、チアシード、トマト、ナス、キュウリ、カボチャ、メロン、ローカロリー飲料・・・など。

どうですか?驚きませんでした?私は玄米も良いと思っていましたし、スプラウトも進んで食べていました。豆腐や枝豆もたくさん食べていました。トマトやナスも大好きでした。チアシードもブームがありましたよね。レクチンベースで考えるとこれらは毒です。

食べて良い食品例【体がよろこぶ味方】

アボカド、ナッツ全般(ナッツの種類については注意が必要)、栗、ココナッツ(ミルクやクリームもOK)、オリーブ、ダークチョコレート、海藻類、キノコ類、アブラナ科の野菜類(ブロッコリー、白菜、キャベツなど)、オクラ、玉ねぎ、葉菜類、サツマイモ、サトイモ、こんにゃく、柿、味噌、キムチ・・・など。

おっ、好きなものが結構あるし、ナッツやダークチョコもいいんだ。糖質は無理かと思いきやサツマイモは大丈夫。豆類はダメだったけど味噌は良いのだな。などの感想でしょうか。普段食べ慣れていない食材があったとしたらチャレンジするタイミングですよ。

この本にはもっと多くの品数と選ぶときの注意点が書かれた食品リストが載っていますから参考になると思います。

取り組む決心がついたら3日間+6週間

著者の医学博士 スティーブン・R・ガンドリーさんによると、「膨大な数の患者を診てきた経験から言えば、腸が傷んでいたら、どんなに身体に良い食品を取ってもその甲斐はない。」そうです。
しかも「綿密に設計された諸研究で、腸内細菌叢は3日間の浄化で様変わりすることが示されている」とのことなんです。
この3日間の緩やかな断食で「腸内を回復させるだけでなく、私たちを病気にし、太らせ、免疫機構を過剰に発動させる悪玉菌の多くを餓死させる!」とあります。もちろん、この後にフェーズ2に取り掛かって腸内環境を整えていくことが大事です。
3日間+6週間のスケジュールを組みましょう!

まず、3日間頑張りましょう!普段多食の方は辛いかもしれません。でもそのような方のほうが断然効果を感じるはずですから羨ましいです。
さらに3日間を無駄にしたくなかったらその後の6週間も頑張りましょう!6週間ずっと辛いわけではありません。なぜかと言うと食べているもので身体、腸内細菌はどんどん変わりますので、慣れてきます。身体が順応するといった方が良いでしょうか。
だから最初の3日間でくじけそうになっても続けて欲しいですね。

私が試した3日間のクレンズ (浄化期間)【フェーズ1】

  1日目 2日目  3日目
朝食 myグリーンスムージー(後ほどメニュー公開)
おやつ ロメインレタス+トッピング(マカダミアナッツ3粒+オリーブ3粒)
昼食 100g程度のチキン
+
サラダ
+
アボカド1/2個
100g程度のツナ缶
+
サラダ
+
アボカド1/2個
100g程度のチキン
+
サラダ
+
アボカド1/2個
おやつ ロメインレタス+トッピング(マカダミアナッツ3粒+オリーブ3粒)
夕食 100g程度のサーモンソテー or 焼き鮭
+
キャベツやチンゲンサイのソテー
+
アボカド1/2個
玉ねぎとキャベツのステーキ
+
アボカド1/2個
玉ねぎとブロッコリーのソテー
+
アボカド1/2個

緩やかな断食ということがわかると思います。断食を経験した人ならばこの3日間のクレンズ 食事がさほど辛いと思わないのではないでしょうか。
気合いを入れて3日間、腸内を浄化させるべくしっかり取り組みましょう!

チキンやサーモンも食べられますし、アボカドやソテーしたキャベツや玉ねぎ、ブロッコリーは満足感があります。この辺りの食べてよい野菜は好きなだけ食べてよいとのことなので、心配な人はとにかく野菜を食べて乗り越えましょう。キャベツの千切りを多めに用意したり、少し煮込んでスープのようにしても良いと思います。チンゲンサイやアスパラガスなどを刻みにんにくで炒めるのもGood。海苔や海藻類も良いのでお腹をいっぱいにできます。
アボカドは1日1個食べてよい。
味付けとしてはオイル、塩、胡椒、酢、レモン果汁、ハーブ、マスタードなど。オイルは手に入りやすいものだとエキストラバージンオイル、ごま油、エゴマ油、ココナッツ油、亜麻仁油、MCT油などでしょうか。このあたりは今後のために揃えても損はないものです。
1日にグラス8杯のお水もしくは炭酸水を飲む。
緑茶、紅茶、ハーブティー、コーヒーはたっぷり飲んでもよい。
甘味料が必要ならステビアエキス、イヌリンもよい。

普段、味付けが濃いものを好む人には物足りないと感じるかもしれませんが塩、酢、オイルをベースに仕上げます。特にこの3日間は醤油は当然ダメですが味噌もNGです。
キャベツや玉ねぎをフライパンでじっくりソテーすると野菜の甘みが増し、香ばしさも手伝って満足感に繋がります。レモンを絞っても良いですし、塩コショウで簡単に仕上げても良いです。
間食にはロメインレタス+トッピングとしましたが。このトッピングというのは例えば玉ねぎのみじん切りにハーブなどを加えて塩コショウ+酢+オイルなどを加えたドレッシングのようなものを言います。私は少し面倒なのと玉ねぎの臭みを避けたかったので作りませんでした。加えたのはオリーブでグリーンでもブラックでも良いのでアクセントに食べると飽きません。さらにマカダミアナッツ、ピスタチオなら良いので控えめに数粒食べます。

上に書いたサンプルをベースに3日間のメニューを決めます。

あとは少なくとも8時間の睡眠と適度な運動。

マカダミアナッツ 無添加 無塩 無植物油 マカダミア マカデミアナッツ
ぼくの玉手箱屋ー

糖質オフグリーンスムージーのレシピ

こちらはこの本の購入特典でダウンロードできるレシピから自分向けにカスタマイズしたものです。
朝はこのグリーンスムージーから始めるのがベースです。
作るのが面倒と思われるかもしれませんが一度に作って冷凍しておけば毎朝飲むことができるのでトライしてみてください。
さらにこれを作るのにジューサー、ミキサーなどを持っていた方が良いのですが、私のオススメはブレンダーです。
このスムージーだけでなく、これからリーキーガットに立ち向かうときにレモンを細かく刻んだり、アボカドココナッツアイスや糖質オフチーズケーキを作ったり、本当に便利なので是非!

糖質オフグリーンスムージー
材料(3回分の量)

ロメインレタス
刻んだ場合3カップ
(葉1枚の長さが25cmくらいのものなら3枚分が目安)
小松菜
刻んだ場合1.5カップ
(小さめの2株115gでこのくらい。株:根っこ1つ分。葉は3〜4枚ほど)
アボカド
1.5個
(1個でもOK。その時は大きめのものを選ぶ。)
レモン
1個
(防カビ剤、防バイ剤不使用の皮まで使えるもの。)
ステビア
小さじ1/2
(なければラカントでもよいですし、甘みが必要なければ入れなくてもよいです。3日間はリンゴやバナナなどのアレンジはなし!)
1〜3カップ
(好みで調整してOK)

糖質オフグリーンスムージー
作り方

  1. ロメインレタス、小松菜をよく洗って根元をカットする。
    (ブレンダーに入れるのであればさほど細かくカットせずに入れてしまってよいです。ちぎって入れる程度でOK。量もあまりこだわらず。)
  2. アボカドは皮と種を取る。
  3. レモンはヘタを取って、カットし種を取る。
    (ブレンダーを使えば皮も比較的滑らかにできます。)
  4. ステビアを加える。
  5. (1)〜(4)をなめらかになるまで攪拌します。様子を見て水を加えます。
    (水は好みで調整してよいのですが混ぜながら加えた方がよいと思います。
    私はかなりドロッとした質感に仕上げてスプーンですくって食べます。レモンの爽やかさとアボカドのクリーミーさで本当に美味しい。おやつにもなると思います。ロメインレタスが栄養効果も高く、クセもないので断然オススメですが手に入らない場合は他のレタス類で代用してくださいね。
    3日間のクレンズあとの6週間でも朝食に組み込むため、私は冷凍庫のスペースと相談しながらたくさん作り置きをしました。

私の場合、かなりドロッとした質感に仕上げてスプーンですくって食べます。レモンの爽やかさとアボカドのクリーミーさで本当に美味しく仕上がります。おやつにもなると思います。ロメインレタスが栄養効果も高く、クセもないので断然オススメですが手に入らない場合は他のレタス類で代用してくださいね。
(3日間のあとの6週間でも朝食に組み込むため、私は冷凍庫のスペースと相談しながらたくさん作り置きをしました。)

created by Rinker
ブラウン ハウスホールド(Braun Household)

私も使っているブラウンのブレンダー。スピードの加減も手元で調整できますし、簡単に滑らか仕上げ。便利でおすすめ!

糖質、甘味料は避けたいが甘みをつけたい!そんな時に使いたいステビア。リキッドタイプの方が尚よいとされていますが私が使っているのはこのパウダータイプ。お試しなら28gタイプがよいと思います。私は454gタイプを小分けに保存し湿気から守りながら使っています。砂糖よりも少ない量で甘みを感じますので長持ちします。糖質制限のチーズケーキなどに入れたりできるので気兼ねなくスイーツを楽しめますよ。楽天、Yahooの方が安いかも。

私が試した6週間 (修復と再建)【フェーズ2】

フェーズ2の6週間は3日間のクレンズで食べた内容に少しだけ可能な食材が増えたメニューになります。
とにかく食べてはいけないものに気をつけることが肝心です。そして定着させるためにも最低6週間続けることです。
この期間を過ぎて体調が良くなってきたら少しずつレクチンを含む食品を取り入れても良いのですが最初の6週間は厳密に取らないようにしましょう。

朝食にグリーンスムージー、
間食にロメインレタス + トッピング or 生のナッツを1/4カップ、
昼食に100g以下のチキン or サーモン or 固ゆで卵2個 or ツナ缶 or イワシ or エビ or カニ or イカなどにサラダ + アボカド1/2、
先ほどのような間食、
夕食に昼食で食べていないいずれかのタンパク質と野菜 or タンパク質なしで多めの野菜グリル + アボカド1/2

これらを繰り返します。
注意点は1食あたり約100g以上の動物性タンパク質は取らないこと。昼と夜とで200gまでになります。
アボカドは栄養、満足感の意味でも昼、夜合わせて1個分とると良いと思います。
朝食はグリーンスムージーの頻度は高くてよいですが、食べても良い食材で作るマフィンなどを加えることもできます。
小麦粉は絶対使いません。アーモンド粉(アーモンドプードル、アーモンドパウダー)やココナッツ粉(ココナッツパウダー、ココナッツフラワー)を使います。無添加のもので探しみるとよいですね。

お酒は気になる方もいらっしゃるかもしれません。フェーズ2では赤ワイン(日量約180ml)、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒(日量約30ml)なら良いようですが控えめに。

もう少し食べてダメなものを書きます。

小麦粉、パスタは当然。米、パン、ジャガイモも。 豆類、スプラウトなども。大豆プロテインもダメ。 ナッツはピーナツ、カシューナッツ、カボチャの種、ヒマワリの種、チアシード。 野菜はキュウリ、ズッキーニ、カボチャ、メロン、ナス、トマト、クコの実も。 ヨーグルト、チーズ、アイスクリーム(カゼインA1を含む牛乳で作った乳製品、日本の乳製品はほとんどコレだと思ってよいでしょう) キヌアやライ麦、玄米、大麦、蕎麦、トウモロコシ、大麦若葉など。 油は大豆油、キャノーラ油、紅花油、グレープシード油。 唐辛子はNG。 などなど。

もっと本には掲載されていますが、抜粋です。いかにも誤解されそうなもので勘違いして食べてしまいそうなものを書きました。
ナッツなどは良いものと悪いものがわかりにくいですよね。間違えないように!
米などのメイン炭水化物がNGなので気をつけましょう。
大豆プロテインなども飲んでいる人が多いと思いますので注意です。
肉系は先にも書きましたように飼育方法、エサがわからないと思いますので6週間は牛、豚ともに控えめか食べないプランで。

乳製品は大丈夫なものもありますが判断が難しいかもしれません。
水牛のモッツァレラや山羊のチーズなどは30g程度だったら大丈夫。あとはギーです。カゼインA2の牛乳も手に入れば大丈夫。ブラウンスイス、ベルギーブルーなどの品種はカゼインA2の乳牛だそうです。
何をエサに育ったかが大事になってくると書きましたがサーモンはアラスカ産が良いようです。牛肉も牧草で食べて育ったグラスフェッドビーフだと安心です。

かみごたえのある根菜が欲しい場合、サツマイモやカブは控えめに食べることができます。こんにゃくも腹持ちが良いOK食品ですね。
取って良い野菜をもう少し詳しく。

ブロッコリー、カリフラワー、チンゲンサイ、白菜、キャベツなどのアブラナ科の野菜。
オクラ、大根、セロリ、玉ねぎ、人参は生、アスパラガス、ニンニク。
葉菜類だとレタス、ロメインレタス、サラダ菜、ベビーリーフ、水菜、ほうれん草など。
フェーズ2では味噌もOK.

良いものだけでメニューを考え、6週間を乗り切りましょう!
タンパク質の量に気をつけて野菜をたくさん取るメニューで考えると良いと思います。
先ほど書いたダウンロードしたレシピ集に多くのメニューが紹介されていますがあくまで参考です。

困ったら大丈夫な野菜で具だくさん味噌汁やスープを多めに作って数回に分けて食べるとよいと思います。野菜は多めに食べてもOKなのでしっかり食べましょう!

フェーズ1、2を終えた感想

ここで少しだけ謝罪する点があります。
それはこの「食のパラドックス」の食事を試す1年ほど前に「ボーンブロス」食事法を試しております。糖質制限なども少しずつ進めていました。
こちらの方が断食食の特徴が強く、体質改善やダイエット効果などが色濃く出てしまっていたので、「食のパラドックス」食事のみを最初に行った感想にすることができません。そこを加味していただいてお読みください。

まず、3日間のクレンズの感想

私は腸内洗浄をしておりますので通常のお通じとはちょっと異なるかもしれません。
ただし腸内洗浄をすれば毎回すっきりとベン/便が出せていると思ったら大間違いなのです。
なんともすっきり出せていない、お腹がポッコリしたままの日などは多くあるのです。
ただし、この3日間はいつもより特徴的なベン/便が出ましたね。

宿便、停滞便というものなのでしょうか、ちょっと臭いが強いものが出ました。酸味があるような嫌な臭いです。1、2日目とも同じようなベン/便が出ました。食事が少なくて辛いということはなかったのですが、頭痛や吐き気、吹き出物などの症状が出てきました。これはいわゆるダイオフの症状が出たと言ってよいと思います。(ダイオフのことについては別の記事に書きます。)
とにかく腸内を良くしようと働きかけていることに対して抗うものたち(悪玉菌など)が暴れているのだと思います。比喩的表現で不満のある方もいらっしゃるかもしれませんが、この本にも書かれています。結局これは闘いなのです。
不調に驚いて途中でやめてしまおうかと判断する人もいるかもしれませんが、私に言わせれば「順調」なサインです。
どうぞ不調を歓迎してください。
2日目に張っていたお腹からひどい臭いのおならを出すことができて3日目は楽になりました。
3日目は腸内洗浄をしなくてもスルリとバナナのようなベン/便が出ました。本当にこんなことは年に何回もあることではないので腸内が整ってきたと強く感じましたね。

続けて6週間のフェーズ2の感想

ダイオフ症状はいろいろなタイプがあります。その中に口腔内の荒れがあります。今回は奥歯の根っこの部分がぎしっと痛みます。口内炎も出ていました。これは虫歯などによるものではないです。
顔に白っぽい吹き出物も出ましたね。体の中から悪いものを排除するかのようです。
「順調」です。
フェーズ2が2、3日過ぎてくると、つまり最初の3日間を加えると5日くらい経つわけですが体脂肪がすっと落ちてきます。
数字によるものよりも嬉しいのは太ももの間がスカスカ(言い過ぎ?)になったり、あご下のラインがシャープになったと感じることができるのです。
この「太もも」について、どうして痩せてきたと感じるかと言うと、こんなことが続くようになったからなんです。
化粧をしたり、机の前で作業をしているような時にぽろっと何かを落としそうになり、とっさに太ももに力を入れて床に落とさないようにすることってありますよね。
太ももにぎゅっと力を入れてもモノをキャッチできなくなっていることに気がついたのです。太ももが痩せて空間ができたせいだったんです!図らずも嬉しい変化でした。
体重計ではわからないこのような変化が身体のいろいろな部分に出てきます。
ダイエットをずっと続けているのにも関わらず効果が感じられずにきたので本当に嬉しかったですね。
数字の変化というよりも体型が変わってきます。そちらの方が嬉しい!

さらに続けていると、やはりダイオフの症状だと思うのですが身体から不要なものを出そうとしている不快症状がありました。
少し辛いですが「順調」だと感じながら毎日、淡々と食事を守ります。
ベン/便が手応え良く出せる日も増えてメンタルも安定してきました。
最初から数えて10日ぐらいして気がついたのは足の爪です。地殻変動があったような、これまでのくすんだ爪と新しくきれいな爪の境目が見て取れたのですよ。
身体が明らかに変わったと強く実感できる変化でしたね。
そしてベン/便も少しカビ臭いような悪臭がするときがあります。先ほどの爪の件といい、この現象はカンジダ菌の状態が改善に向かっているのだと思いました。
カンジダ菌が悪さをすると多くの不快症状が出てくるのですが腸内を整えていくと改善していくのがわかります。
私の体感ですとカンジダ菌による不快症状は自分が弱っている時も出るものですが、立退く時にも顕著に出ます。
2週間くらい経つ。ベン/便がたくさん出て多幸感が半端ない。ダイオフ症状はあっても動じず、どんどん悪いものが身体から出ていく感じに満足感すらあるのです。
この頃、ベン/便の中に特徴的なものがたくさん混じって出てくる。(これはベン/便日記でまとめたい)
内臓脂肪のレベルが1つ下がった。

3週目あたりまでは何かしらのダイオフ症状が出てぐったりはしているのですがベン/便が安定して出せているので気分は良い。
さらに3週間を超えたあたりから「メンタルアップ」「メンタル前向き」「メンタル好調」「幸福感」「多幸感」と言う文字を書き連ねているので抜け出せたのだと思う。私の人生でこんなに「メンタルアップ」を連日感じたことがあったでしょうか?
この頃粉状の土砂っぽい大量のベン/便がでている。

4週目、小さなダイオフ症状はまだ何かしら残っている。
5週目、顔の吹き出物は落ち着いてきて肌の質感が良くなっている。またメンタルの前向き感がとても上がってきて何か新しいことを始めたいという意欲で満たされている!
6週目、ダイオフ症状も落ち着いてきて安定。
この後フェーズ3の5日間を続けた。食事の内容はこれまでとあまり変わらないのですがたんぱく質の量を抑えるものとなります。1食あたり60g程度で1日の総量を100g以下にする。

このような感じで全て7週間くらいかけた食事法を終えました。
もう食生活はすっかり慣れてしまい、以前の食事に戻したいと言う気持ちはありません。おそらく善玉菌が好むものを自然と選んでいるようです。ひどく取り憑かれたように甘いものが欲しいこともなく、かといって全く食べないと言うことでもなく、たまにアイスを食べたりケーキを食べたりして楽しんでいます。
焼肉食べ放題などの外食もしますが前後の食事で調整することがスムーズにできるようになりましたね。
食べない方が良いもので、どうしても食べたいときは少しずつ試して自分の体調を見ながら様子をみます。少量なら大丈夫なものもあります。ゲップが出たり、ぐったり疲れたり、下腹が張る感覚があるものなどは控えるようにします。
食べて良い食材、食べて悪い食材を完全に把握しましたのでその食生活に切り替わりました。無理なく続いています。

ダイオフ症状がしばらく続くことがネックかもしれませんが、これが醍醐味なのかもしれません。ダイオフの出方も人それぞれだと聞きます。
でも身体と向き合って、調整するには不可欠なのだと思います。私は何をやっても効果を感じられなかったので、ダイオフ症状が出ると改善へのゴールに向けて順調なのだと感じてうれしかったです。
だからめげずにチャレンジして欲しいと思います。
そして食生活改善、腸内環境改善の結果、内臓脂肪が減ったり、体型がすっきりしたり、肌がツルツルになったり、足の爪がきれいに生え変わったりの効果を感じることができました。
一番の手応えは「メンタル前向き」「多幸感」を実感する日々がきたことですね。
嫌なことがあっても、すぐに切り替えることができたり、責める気持ちが面倒になって忘れてしまったりするようになったんですよ。
こんなことってあるのだなーと驚いています。
メンタルのアレコレはまた別の記事で書きたいと思ってます。
とりあえず「食のパラドックス」食事法について簡単ではありますがやり方と感想でした。

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